ネタニヤフ氏、イラン核問題巡りトランプ氏と協議へ ガザ和平も焦点
(VOVWORLD) -イスラエルのネタニヤフ首相は22日、来週予定する訪米の際に、トランプ米大統領とイランの核開発を巡る活動について協議する考えを示しました。
また、イランが最近「演習」を実施していることをイスラエルは把握しているとも明らかにしましたが、トランプ氏との会談はパレスチナ自治区ガザでの和平の次の段階への移行のほか、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラへの対応が主な議題になるとの見方を示しました。
ネタニヤフ氏はエルサレムでギリシャとキプロスの首脳との共同記者会見を実施しました。イスラエルはイランが最近「演習」を実施していることを把握していると述べましたが、詳細には触れませんでした。
イランについては、 6月のイランとの12日間にわたる武力衝突 で「大きな成果」が得られたとしながらも、 ウラン濃縮度の引き下げなどを含む状況は変わっていないと指摘しました。 「当然、(トランプ氏との)協議の議題になる」と述べました。 その上で「われわれはイランとの対立を求めていない。安定と繁栄、和平を目指している」と語りました。
ネタニヤフ氏は29日にトランプ大統領と会談します。
これに先立ち、イラン国営メディアが匿名の関係筋や目撃者の情報として、イランが22日に複数の都市でミサイル演習を実施したと報じていました。(ロイター)